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よく耳にするエンジニアとは

エンジニアとは、機械や土木、コンピューターを扱う技術者のことを言うのが一般的です。最近ではエンジニアといえばITエンジニアを指すことが多いのではないかと思います。TwitterなどのSNSでもエンジニア=ITエンジニアを指すことが多いです。やはり、AI・IT化が進む時代背景も要因の一つとしてあるのではないかと思います。今回はそのITエンジニアの種類や職種ごとの仕事内容などをご紹介させていただきます。

ITエンジニアとは

冒頭でも少しお伝えした通り、エンジニアとは一般的に「技術者」のことを言います。その中でもITエンジニアにはいくつも種類があります。

  • システムエンジニア
  • インフラエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • WEBエンジニア
  • 開発エンジニア
  • フロントエンジニア
  • バックエンドエンジニア

ITエンジニアも作るものや組み立てるものなど様々あります。エンジニアという呼び方にはルールもなく、かなり曖昧な点もあります。例えば、WEBエンジニアであれば、”WEB系全般を担うエンジニア”という様にかなりザックリしています。そこでもう少し具体的にご紹介していきたいと思います。

ITエンジニアの種類と仕事内容

ITエンジニアの種類は大きく分けて4種類あります。

プログラマー(開発エンジニア)

システムエンジニア(SE)

インフラエンジニア(サーバーエンジニア)

ネットワークエンジニア

上記、それぞれ簡単に説明していきます。

プログラマーとは

プログラマーとはプログラミング業務をメインとするエンジニアです。プログラミングって何なのかと疑問に思う方が多数いるかと思います。一言でいうとコンピュータへの指示を記述することです。コンピュータは、あらかじめ用意されたプログラムの内容を読み取り、指示された通りの処理を実行し、得られた結果を返します。このプログラムを構築することを、プログラミングと呼びます。

プログラマーと一口に言っても、さまざまな種類のプログラマーが存在します。明確に分類することは難しいのですが、ここでは大まかに5種類のプログラマーの例を挙げていきます。

WEBプログラマー

Webプログラマーの業務は、Webサイトに特化したプログラミングが中心であり、Webシステムの開発を行います。インターネットショッピングを例に挙げると、「買いたい商品を検索」→「検索結果の商品を表示」→「商品がクリックされると詳細ページへ移動」このような一連の流れは、すべてWebプログラマーが書き上げたプログラムによって実行されます。また、多くの人が利用するSNSも、Webプログラマーが構築したプログラミング上で実行されます。

Webプログラマーが使用する主なプログラミング言語としては、「Java」「PHP」「Python」などがあり、さらに記述したプログラムを実際に動かすためのマシンであるサーバーを構築するために「Linux」「Apache」「MySQL」などの技術を学ぶ必要も出てきます。

アプリケーションプログラマー(アプリ開発者)

アプリケーションプログラマーは、パソコンやスマートフォンにインストールされたアプリケーションのプログラミングを担当します。LINEやTwitterがその一例です。現在、アプリケーションは多くの人々が利用していますよね。より多くの人々の手に触れるシステム開発を担当したい方にとって、アプリケーションプログラマーはおすすめです。 アプリケーションのプログラミングでは、アプリの目的や開発方法に合わせてプログラミング言語を選択していくため、使用言語はたくさんあります。「Java」や「C#」はもちろんのこと、統計解析や人工知能の分野では「Python」が使用されます。

ゲームプログラマーとは

ゲームプログラマーは、名前の通りゲーム制作を行うプログラマーです。一般的なシステムやアプリケーション開発とは異なり、キャラクターの動きやゲーム内の場面の移り変わり、グラフィクス描画などの設計・実装があるのでより専門的な知識が求められます。スマホゲームやソーシャルゲームの流行が著しいため、他のプログラマーと同様、人気が高い職業です。家庭用ゲーム機でのゲーム制作の場合、よく用いられるプログラミング言語は「C++」です。多くのゲーム制作会社が「C++」の習得を必須条件として採用を行っているという現状があります。スマホ用ゲームの制作の場合、使用するプログラミング言語は主に「C#」です。多くのスマホゲーム制作会社が利用しているゲーム開発エンジン「Unity」では、「C#」を用いるからです。

組み込み系システムプログラマーとは

組み込み系システムプログラマーは、家電製品やカーナビなどに組み込まれているプログラムの開発を中心に行います。身近なものでいうと、携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラ、炊飯器、エアコンなどあらゆるものに組み込みシステムが使われています。ハードウェアごとにシステムをカスタマイズしていく技術が必要です。
主に使用するプログラミング言語は、「Java」「C++」になります。

汎用系システムプログラマーとは

汎用系システムとは、大企業や政府機関など向けの高性能・集中処理型の大型コンピュータのことで、このシステムの開発を行うのが汎用系システムプログラマーです。
古いバージョンの汎用系システムを新しいバージョンに移行する際、設計書や利用者のソースコードの確認などの基幹業務が発生します。この際、汎用系システムプログラマーのスキルは非常に役立ちます。主な使用言語は、事務処理のシステム化に有用な「COBOL」であり、汎用系システムプログラマーになるためには「COBOL」の習得が欠かせません。

システムエンジニア(SE)とは

SEの仕事は、ソフトウェア開発の現場で、開発プロジェクトや開発チームの管理、またプログラムの仕様書(システムの設計書)やソフトウェアの設計書を作成することです。主にクライアントからの要求に応じて、パソコンを使い作成します。

ソフトウェアとは、コンピューターを動作させるためのプログラムや命令を記述したデータのまとまりのことを意味し、ソフトとも言われています。

SEの仕事には大きく分けて「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」「保守・運用」という5つの段階があります。次項以降でそれぞれについて紹介します。

要件定義

ヒアリングとも呼ばれる段階で、顧客の話を聞き、いったいどのようなシステムを望んでいるのかどうかをはっきりさせる段階です。SEの仕事の第1段階になります。要望を聞き出して、その要望に応えるための手段を講じます。すべての要望に応えることは難しいので、システム開発のために必要な期間や費用を算出した上で決定するというのが基本です。

基本設計

顧客の要望を実現するためのシステム設計をおこなう段階です。SEの仕事の第2段階になります。要件定義で入手した要望の情報をもとに、どのような機能のあるシステムを作るか、システム上の情報はどのように表示するか、操作方法はどのようにするかなど、システムの基本的な設計を作っていきます。

詳細設計

SEの仕事の第3段階になります。基本設計の段階で決定したシステム設計を、どのような技術や仕組みを用いて実現するかどうかなど、プログラマーが実際にプログラミングする際に必要になるより具体的な設計をこの段階でおこないます。

テスト

詳細設計で決定したシステムをプログラマーがプログラミングしたのち、システムが設計どおりに動作するかどうかを確かめる、SEの仕事の最終段階です。設計書や要求分析に使った書類をなどと見比べて、ミスや反映漏れがないかどうかを入念にチェックします。

保守・運用

システムの保守では、運用を開始したシステムの障害への対応を主に行います。障害が発生した場合には原因の特定から解決まで行いシステムの復旧を目指します。また、日常的なシステムのメンテナンスも重要な業務となります。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、IT関連業務におけるインフラストラクチャを設計、構築、運用し、さらにはメンテナンスから保守までを行う人のことです。ITシステムやWebサービス運用でのインフラ業務のほか、サーバーやネットワークなど物理機器の構築をおこなう技術者もインフラエンジニアに含まれます。

システムエンジニアとの違い

インフラエンジニアはシステムエンジニアの一角を占める職業です。システムエンジニアはコンピューター関連の各種システムを開発したり運用したりする人たちの総称になります。そして、インフラエンジニアはその中でITインフラに特化した仕事を行う人を指すのです。

仕事内容

インフラエンジニアにも様々な仕事があります。担当業務を兼務することも少なくありませんが、大まかに見て「設計・ 構築・ 運用(保守を含む)」に分けられます。業務内容によって求められるスキルも責任も待遇も、ある程度変わってくるのが一般的です。

設計

ITインフラの設計は要件定義に始まります。これを設計と呼んでもいいでしょう。自社内部からであれ、クライアントからのものであれ、最初にはITの専門家でない人たちから、どんなシステムを作りたいのかという要求定義があります。それをインフラエンジニアが設計書に落とし込む作業が要件定義なのです。

構築

設計書が完成したら、それに基づいてハードウエア・ソフトウエアを揃えます。もちろん必要に応じてプログラミングを行うこともあります。ハードウエアの運搬や組付け、設置も構築作業に含まれます。すべての設置と接続が終わったらソフトウエアのインストールと設定を行い、動作確認と負荷テストを行うのです。

運用

すべての構築とテストが終わったら運用開始です。一度運用を開始したら、原則として止めることなく運用が継続されなくてはいけません。24時間365日動作させ続けるために動作を監視し、必要に応じて保守し、万が一のトラブルの際には即応体制で対処しなければなりません。

ネットワークエンジニアとは

仕事内容

ネットワークシステムの設計と構築

クライアントの依頼によりネットワークシステムを設計し、その設計書をもとに回線の設置を行います。クライアントから、OS・セキュリティ・サーバーなどの情報・要望をヒアリングした上で設計書を作成するため、幅広いインフラ知識が求められます。

ネットワークの運用・保守

ネットワーク構築後のアフターケアとして、運用と保守についても、ネットワークエンジニアが担当します。運用とは、ネットワークの変更や増設のことで、保守とは、機器故障などのトラブル防止・解決を指します。ネットワークは一度構築された後で、さらに新しく構築する機会は少ないため、ネットワークの運用・保守がメインの仕事となります。

未経験ならエンジニアがオススメ

ITエンジニアの仕事内容はさきほどの種類によってプログラミングや設計、ネットワークなどがあります。どのエンジニアになるにしろ未経験の方はまずプログラマーを目指した方がIT業界に入りやすいのは間違いありません。まずはプログラマーとして経験を積むと良いと思います。その中でも開発などスキルを要する職種でも未経験OKな募集があります。日々端末やソフトウエアは進化し、サービスの発展や保持のために、常に人手を欲しているため、求人数が多いということが大きな要因のひとつです。もし未経験での入社が不安な場合は、研修制度の充実している企業を探してみましょう。中途採用でも数ヶ月かけて開発言語の研修をしているような企業もあります。

まとめ

”エンジニア”という仕事には明確な定義付けがなく、様々な種類があります。一見、小難しそうな職業に見えますが未経験でも経験を積めば十分可能性のある仕事です。経験を積み、手に職がつけばフリーランスなどでパソコン一台で自宅や海外などでも仕事ができるようになります。なんとなくでも良いです、エンジニアに興味がある場合は、下記URL内LINE@よりお問い合わせください。

https://www.careearth.info/lp